レーシックの手術方法を理解しようブログ:2021年09月30日
俺は父母が本当に嫌いでした。
小さいころの記憶といえば、
家でお酒に溺れる父、
そのことで父をなじる母。
そしてその怒りを姉貴や俺にぶつけ、
姉貴はその怒りを俺にぶつけていました。
家には居場所がない…
娘の時の俺は
そう考えるしかありませんでした。
以前、実家に帰った時に
小学生の時に作った壁掛けがあったはずなので、
母に見せてほしいと頼むと、
「捨てた」と言いました。
俺は当然のように聞きました。
「なんで捨てるねん、小学生のとき作った作品で唯一残ってるやつやん」
母は言いました。
「あの壁掛け吐き気するくらいキライやねん。
灰色とかなんともいわれへん色ばっかりやから」
その通りです。
俺がみても30秒が限界なのですから…
小学生の持つ明るさなどまったくなく、
絶望という言葉がふさわしいような色だけでした。
そして中学、高校と
表面的には普通の娘でしたが
内面的にはどんどんゆがんでいきました。
変わることのない父と母、姉貴との確執。
その時の俺の望みはただひとつ、
「楽に死にたい」
何度も首をくくる練習もしました。
包丁をウエストにあてたりもしました。
このまま目が覚めなかったらいいのに…と
連日のように思っていました。
そしてある時、俺は決めました。
「こいつらは赤の他人や」と。
そして俺は一度だけ父母に言ったことがあります。
「こんなゆがんだ性格にしたのはあんたらのせいや、謝ってほしい」と。
父母は頭を下げました。
でも、そんな俺でも
今は少しづつ父も母も姉貴も
許せていっています。
姉貴に娘が産まれ
実家で娘たちと遊ぶようになった時に、
姉貴から
「ありがとう」と感謝をされたことで
俺の中で何かがかわりはじめたんです。